デザイナーチーム2 クロストーク
直クライアントの魅力と バディー制度
対談メンバー Member
デザイナーとしてキャリアアップを目指す、同期入社の2人。仕事を覚えていく過程で直面した課題や、育成のための『バディー制度』について、話を伺いました。
デザイナー
2023年8月入社
M.C
デザイナー
2023年8月入社
T.E
インハウスデザイナーから制作会社のデザイナーへ:変革の道のり
進行役
直クライアントのやり取りを行うデザイナーとなった現在までの道のりを教えて
ください。
M.C
私は元々インハウスデザイナーで、学校を出てから印刷会社に入社、その後、傘のプロダクトメーカーに転職して、デザインの仕事をやっていました。
インハウスデザイナーはクライアントと直接やりとりすることがなく、仕事が社内で完結します。スズキモダンではミッションにもある、「お客様と同じテーブルで作る」の通り、直接デザイナーがお客さまとやり取りを行います。なので、初めての経験でしたね。
T.E
私は広告制作会社で、デザイン、広告、パッケージ、販促物のデザインをやっていました。彼女と異なっていたのは、外部とのやり取りの経験があったのことです。ただ、広告代理店の下請けだったため、直クライアントというのは、私も初めてでした。
進行役
直クライアントの比率が非常に高いスズキモダンでは、どのような経験が積めたと感じていますか?
M.C
インハウスデザイナーではできなかった経験ができています。例えば、打ち合わせに参加しますので、デザインの意図をお客様に直接伝えられます。会社の方針として、「独立してもやっていけるデザイナー」として経験を積むことを大切にしているので。そのため、常に自分とクライアントの関係を意識しながら業務に臨むようになりましたし、デザインだけでなく、販促物としての成果を上げることの重要性を、より強く意識するようになりました。
T.E
シンプルに、できることが増えますよね。校正も、デザインも、文字も見て、スケジュール管理もします。私の昔の経歴に当てはめるなら、元請けの広告代理店がやっていたような仕事を、自分でやるわけです。やるべきことも増えるんですが、結果として、プロ意識が養われますね。自身でお客さんを持っているようなものなので。そういった意識で仕事ができるのは、貴重な経験だと思います。
バディー制度のリアル:サポートと成長
進行役
新入社員の教育制度として、『バディー制度』という仕組みがあると伺いました。この制度について、具体的に教えていただけますか?
M.C
バディー制度は、新卒・中途問わず、特定の先輩社員に半年間(最長1年間)ペアとなって指導を受けられる制度です。「入ったばかりでわからないことばかり」という状態でも、バディーとなる先輩が1年間隣の席にいるので、「わからないことがあったら、すぐこの人に聞けばいい」という環境が、会社側から用意されています。いつもすぐ近くに聞ける人がいて、自分のペースで仕事を覚えていけるというのは、とても助かりました。
T.E
「新しい環境に馴染むのが苦手」という理由から転職を躊躇している方には、特に良いんじゃないかと思います。私自身、新しい環境に適応するのが苦手なタイプで、転職が不安でした。馴染めるか、仕事を覚えられるか、そういった不安が大きかったんですね。バディー制度は、半年間(最長1年間)を通してゆっくり職場に馴染み、仕事を覚える時間がもらえます。転職後、職場でのコミュニケーションが心配な方、新しい環境や業務に適応していくのに少し時間がかかる人にとって、バディー制度があるのは大きなメリットだと思います。
進行役
中途採用でも半年間(最長1年間)のサポートが受けられるのは心強いですね。
具体的に、バディー制度によってどのような恩恵を受けましたか?
M.C
ボリュームのあるデザインの案件で、多大なサポートを受けました。多種多様なチラシのデザインを3カ月間、バディーと一緒に担当するというもので、その案件に付きっ切りになる必要があるくらい、工数のある案件でした。初めてのときは、何をやっていいのか、クライアントとどう接すればいいのか、そういったことが全くわからなくて。先輩から多くのサポートを受けながら無事に案件を終えることができ、多くの学びがありました。
T.E
私の場合だと、案件で困っているときに、助けてもらいましたね。チラシのデザインだったんですが、情報量が多く、レイアウトに苦戦していたんです。そうした時に、バディーである先輩のサポートを受けました。勿論、まずは自分でやってみます。けれど、それでうまくいかないとき、頼れる相手が隣にいることって、心理的にも大きいんです。この先、後輩ができるようになったとき、同じように助けてあげることで、恩返しができるようになっていきたいですね。